実技試験
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前のページで見たように、FP2級実技試験は、科目によって受験者数の偏りが大きいです。特に、損保顧客資産相談業務などは、他の科目と比べ桁違いに少ない受験者数でした。
それでは、FP3級実技試験の場合はどうなっているのでしょうか。科目ごとに受験者の数にばらつきはあるのでしょうか。
FP2級には複数の実技試験科目があります。具体的には、金融財政事情研究会が4科目で、日本FP協会が1科目です。
これらの受験者数は、それぞれどうなっているのでしょうか。金融財政事情研究会と日本FP協会をあわせて考えてみましょう。
FP2級の過去の合格率を見ると、日本FP協会の資産設計提案業務が突出して高いようです。これは、資産設計提案業務の問題が著しく易しいということなのでしょうか。あるいは、何か他の要因があるのでしょうか。ちょっと考えてみましょう。
前のページで書いたように、個人的には2級FP技能検定の実技試験である損保顧客資産相談業務という科目の存在意義に、少し疑問を持っています。FP業務と損保って、結びつきにくいんですよね。実際のところ、受験者も少ないですし。
とは言え、この科目が合格しやすいのだとすれば、あえて拒む事も無いでしょう。2級FP技能士という肩書きが重要と考えている人なら、公式に認められている限り、どんな方法で受験しても良いわけですから。
そこでこのページでは、損保顧客資産相談業務の過去問についてチェックしてみましょう。
2級FP技能検定という試験と、損害保険というのは、非常に相性が悪いように思います。損害保険の主力商品は、ファイナンシャル・プランニングとの関連性があまり無いからです。
それにもかかわらず、2級FP技能検定の実技試験には、損保顧客資産相談業務という試験が存在します。何でこんなものが存在するのでしょうか。率直に言って、かなり不思議です。
FP2級の実技試験は金融財政事情研究会の4科目と日本FP協会の1科目から選ぶことが出来ます。具体的には、以下の5科目があります。
- 個人資産相談業務(金融財政事情研究会)
- 中小事業主資産相談業務(金融財政事情研究会)
- 生保顧客資産相談業務(金融財政事情研究会)
- 損保顧客資産相談業務(金融財政事情研究会)
- 資産設計提案業務(日本FP協会)