FP3級について、過去の試験結果を元に分析してみましょう。FP3級は比較的易しい試験だと思われていますが、どの程度易しいのかが分かっていただけるでしょう。真面目に勉強しさせすれば、誰でも合格可能です。
FP3級の合格率の推移を調べてみましょう
2014年9月の試験から過去10回分の学科試験の結果をチェックしてみましょう。ちなみに、金融財政事情研究会の結果です。
- 2014年9月:77.33%
- 2014年5月:57.52%
- 2014年1月:63.38%
- 2013年9月:70.25%
- 2013年5月:68.18%
- 2013年1月:72.40%
- 2012年9月:76.80%
- 2012年5月:70.42%
- 2012年1月:73.03%
- 2011年9月:63.31%
これをグラフにあらわすと、次のような感じです。
合格率が大きく下がった次の回が狙い目か
大体横ばいと言っていい感じですが、時々大きく合格率が下がる回があるようですね。グラフでプロットした期間だと、2014年5月で大きく下がっています。
ただ、その次の2014年9月の試験で、合格率が大きく上がっています。合格率が下がりすぎたので、あわてて問題を易しくしたのでしょうか。
2011年9月も比較的低い合格率でした。このときも、次の回が易しくなっていますね。
と言うことは、合格率が下がった次の回を狙うと、合格しやすいのかもしれませんね。もっとも、合格率を毎回チェックして下がるのを待つような人はいないでしょうけどね。いつ下がるかも分かりませんから、何年も待つことにもなりかねませんし。
それに、2014年の1月に合格率が大きく下がっていますが、その翌年はさらに合格率が下がっています。ですから、合格率が下がった次の回は必ず問題が易しくなるというわけでもないようです。
真面目にやれば誰でも合格できる試験です
試験の合格率と言う意味では、基本的に7割前後の合格率がありるという認識でよさそうですね。その意味では、非常に易しい試験です。
ただ、問題が難しいと合格率が5割台にまで落ちることもあるという感じです。過去を振り返っても、5割台の合格率というのは、かなり異常なことのようですけどね。まあ、そういう事もありうるわけです。
これは逆に言うと、問題が難しくても5割以上は合格できるということでもあります。真面目にやれば、誰でも合格できる試験だと言っていいでしょう。
その意味では、比較的気楽に受けられる試験であることは間違いないでしょう。
日本FP協会の合格率と比較してみよう
FP3級の学科試験を行っているのは、金融財政事情研究会だけではありません。日本FP協会でも試験は行われています。
金融財政事情研究会が行っている3級学科試験と、日本FP協会が行っている3級学科試験は全く同じものです。合格の基準も同じです。ですから、受験生のレベルが近ければ、同じような結果が出るはずですよね。
ということで、一応、日本FP協会の合格率もチェックしてみることにしましょう。2014年9月の試験から過去10回分の試験結果は、次のようになっています。
- 2014年9月:85.33%
- 2014年5月:76.96%
- 2014年1月:78.12%
- 2013年9月:82.30%
- 2013年5月:82.68%
- 2013年1月:83.53%
- 2012年9月:86.29%
- 2012年5月:85.72%
- 2012年1月:83.26%
- 2011年9月:76.85%
数字を見ると、日本FP協会の方が合格率が高いのが分かっていただけると思います。とは言え、これだけでは分かりづらいので、金融財政事情研究会と日本FP協会の合格率の推移を同じグラフ上にプロットして比較してみることにしましょう。
この図を見ると分かるように、圧倒的に日本FP協会の方が合格率が高いですね。また、回ごとの合格率の上下も少ないです。
既に指摘したとおり、FP3級学科試験は金融財政事情研究会と日本FP協会で同じものを使っています。合格基準も同じです。ということは、日本FP協会の受験者の方がレベルが高いということですね。
回ごとの合格率の上下が少ないのも、受験生のレベルの高さが関係していそうです。レベルが高い受験生が多いので、多少問題が難しくても合格基準を超えてしまうのでしょう。
金融財政事情研究会で5割台の合格者しかいなかった2014年5月の試験でも、76.96%が合格しています。つまり、真面目に勉強していれば合格率にそれほど影響しないのです。
別のページでも書いたとおり、FP3級学科試験は二者択一と三者択一の問題が出題されます。その形式の試験で6割正解すれば合格なので、それなりのレベルの人が受ければ、多少難しい回でもまず受かるわけです。
逆に金融財政事情研究会の受験生は、この出題形式でも、ちょっと問題が難しくなると不合格が増えるわけです。あまり真面目に勉強していないのでしょうね。業務命令で仕方なく受けさせれている人が多いのでしょう。
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