FP技能検定は1級・2級・3級のどれを目指せば良い?

FP技能検定には1級から3級までの3段階があります。この3つのうちどれを目指すのが良いのでしょうか?

人によって必要な級は違うでしょう

FP技能検定では、何級を目指すべきなのでしょうか。当たり前の話ですが、人によって必要になる級は違うはずですよね。

もちろん、目指せるものなら、1級を目指すに越したことは無いのかも知れませんけどね。学習するのにかかる時間や費用を考えると、そこまでする価値があるのかという疑問は残るわけです。

という事で、どういう目的を持っている人が何級を目指すべきかを、ちょっと考えてみましょう。

実生活で活かすなら3級取得で十分

例えば、あなたは実生活にファイナンシャル・プランニングの知識を活かしたいというモチベーションを持っていたとします。この場合は、おそらく、3級で十分と考えて良いでしょう。

FP3級を取っておけば、私たちが利用する可能性がある金融商品や保険の基礎知識は学べます。また、税や相続・贈与などの基礎知識も身につくはずです。

自分のために知識を使う場合は、知識を大づかみにしておくことが重要です。細かい部分は必要に応じて調べれば良いので、基本的な知識が身についていれば大丈夫なのです。

ですから、3級というのがちょうど良いラインという感じがします。

もちろん、もっと上の級の知識があっても問題はありませんけどね。最小限の努力で済ませたいのなら、3級で十分でしょう。

就職や転職で活かすなら

ところが、就職活動に役立てようと思うと、3級では全く使い物になりません。3級の出題形式は得点しやすいものばかりなので、たいした知識が無くても合格できてしまいます。

ですから、3級を持っていても能力の証明にならないのです。言い方は悪いですが、受ければ受かる試験という感じすらしますから。

となると、就職活動で活かすなら最低でも2級ということになります。FP2級を持っていれば、履歴書に書いておいて損はないでしょう。

でも、2級を取っていてもどれだけアピールにつながるかは、かなり疑問ではあります。はっきり言って、2級程度なら、がんばれば誰でもとれますからね。FP2級程度を持っているからと言って、たいした差別化はできないはずです。

もちろん、何にも無い人に比べたら、それなりに有利に働くとは思いますけどね。それでも、決定的に有利になるというような期待はしないほうが良いでしょう。

ということで、仕事で使うなら1級を目指すのが良いのかもしれません。もちろん取得は大変ですが、目指すだけの価値はありそうです。

それに1級を目指す過程で2級を取っておけば、最低限のアピールには使えますし。

1級取得は色々面倒

ただ、1級を取るとなると、また難しい問題が出てきます。受験資格が厳しくなるので、受験すること自体が難しくなるのです。具体的には実務経験が問われたりします。

学生だと絶対に実務経験を満たせないということではありません。金融系のアルバイトをするなどすれば、一応条件は満たせるはずです。あるいは、CFP という別の資格を取得して、受験資格を得る方法もあります。

ただ、どちらにしても、ちょっとハードルは高いかもしれませんね。転職のための資格取得なら、まだ目指し易いかもしれませけどん。

FP1級を目指す労力を別のところで使った方が良いかも

FP1級を目指すのに使う労力を、別の事に使った方が良い可能性もありそうです。例えば、FP1級を取るより、FP2級を別の資格という形の方が就職に有利な可能性もありそうですね。具体的には、不動産関連の業界を目指すのなら、FP1級を持っているよりもFP2級と宅建を持っている方が有利に働きそうですよね。

FP1級は取得までにそれなりに手間暇をかけないといけない資格です。FP1級を目指すのか、2級と他の資格にするのかは、よく考えた方が良い問題でしょう。

FP資格だけだと独立は難しい

最後に、ファイナンシャル・プランナーとして独立開業するなら、1級の取得は必須でしょう。というか1級を取ってもまだ弱すぎるという感じがします。

本気でFPとして独立するなら、社会保険労務士や税理士などの、他の資格と組み合わせて考える必要がありそうです。こうなると、個々人でプランが違ってくるはずです。

自分が考えるスタイルで独立するために、どうすれば良いかを考えていかないといけません。

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