別のページでも書きましたが、FP2級の合格率は金融財政事情研究会と日本FP協会で大幅に違います。日本FP協会の方が合格率が圧倒的に高いです。
FP3級の合格率もこの両者で違うのですが、2級ほどの大きな差ではありません。ということは、2級と3級の合格率の違いの原因について考えることで、2級の効率的な対策が見つかるかもしれません。
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日本FP2協会の受験生の多くはAFP認定研修を受けている
2級FP技能検定において、金融財政事情研究会の受験生と日本FP協会の受験生が大きく違う点は何でしょうか。
一つ確実に言えるのは、日本FP協会の受験生の多くはAFP認定研修を修了した上で2級の受験をしているという点でしょう。逆に言うと、金融財政事情研究会の受験生でAFP認定研修を受講している人は少ないと考えられます。
AFP認定研修は日本FP協会の研修です。それを修了した人が、わざわざ金融財政事情研究会で受験するとは考えにくいですよね。
もちろん、金融財政事情研究会で受験するAFP認定研修の修了者が全くいないとは思いません。例えば、金融財政事情研究会の生保顧客資産相談業務の方が解きやすいと思い、金融財政事情研究会で受験するパターンはありそうです。
ただ、そうした人が、少数派であることは疑いようがありません。
ということは、AFP認定研修の合格率の高さの秘密があると考えてよさそうです。少なくとも、かなり大きな理由の一つではあるでしょう。
AFP認定研修が優れているのか?
AFP認定研修の大きな特徴の一つが、学習内容が完全に統一されているわけでは無いという点でしょう。認定研修を行う組織は、ある程度の自由度を持って、それぞれ独自の講座を展開しています。
ということは、AFP認定研修というもの自体にメリットがあるわけでは無いのでしょうね。そうではなく、通信講座なり通学講座というスタイルが、独学よりも効率的だと考えたほうがよさそうです。そう考えないと、つじつまが合いません。
体系的に満遍なく学習をするのがいいのだろうか?
それでは、この手の講座を使うと、独学と何が違うのでしょうか?
通信講座や通学講座を使うメリットは、いくつか考えられます。まず、独学するよりもモチベーションが維持しやすいという点が大きいでしょう。身銭を切っているとなると、人間やる気が違うものです。
学習のすすめ方という意味では、通信講座などを使った場合、満遍なく体系的に学習できるという特徴はあるでしょうか。独学の場合はつまみ食い的な学習になりがちですから、この点は大きな違いでしょう。
体系的な学習が出来るかどうかが大きいのかも
個人的には、FP3級の場合は、体系的に学習しなくても合格できると思っています。出題形式や過去の出題傾向を見る限り、出題頻度が高い問題を確実に得点できるようにするだけで対策としては十分なのです。
しかしFP2級の場合は、ある程度体系的に理解していないと、正解が難しい問題が多いように感じます。分野によって違うんですけどね。
例えば、金融商品の知識を問う問題や保険の問題に関しては、断片的な知識でも十分正解できるものが多いです。単純な商品の特徴を問うような問題が中心だからです。
しかし、相続や税に関する問題では、制度の全体像が分かっていないと答えられない問題が多いのです。
FP3級のように断片的な知識と山勘だけでは対処が出来ません。このあたりの分野に関しては体系的に勉強した方がやっぱり強いのでしょう。
体系的に勉強できる人なら独学でも大丈夫?
ということは、体系的な学習が自分で出来る人なら、独学でも十分に合格できるのでしょうね。でも、やってみるとわかるのですが、これが意外と難しいのです。
相続や税、不動産の分野は、なじみが無い受験者の方が多いでしょう。全く知らない分野を独力で学ぶというのは、意外と大変なのです。しかも、そんな分野が複数あるはずです。
私自身は独学で勉強しましたが、新しいことを体系的に理解するのが苦手な人はちょっと苦労するかもしれないなあという感想は持ちました。ですから、予算的に余裕がある人は、何かの講座を利用したほうが効率的でしょう。人から教えてもらえると、体系的な理解はしやすいですからね。
逆に、物事を体系的に把握するのが得意だという人なら、独学でも何とかなるとは思います。そういう人は、独学での合格を目指しても良いのかもしれません。
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