FP技能検定には2つの試験実施機関があります。一つは金融財政事情研究会で、もう一つが日本FP協会です。
このどちらで受験しても、合格すれば2級FP技能士の資格が得られます。つまり、どちらの試験期間も得られる結果としては差は無い事になります。
全く同じはずの2つの試験機関での試験ですが、結果を見るとかなり特徴的です。このページでは、試験結果にどんな特徴があるのかをチェックしてみましょう。
合格率が試験実施機関で全然違う
金融財政事情研究会と日本FP協会の試験結果は、それぞれ別々に発表されています。そして、その試験結果を見ると、いくつかの面白い傾向に気づきます。その傾向の中でも特に興味深いのが、金融財政事情研究会と日本FP協会の学科試験の合格率の差です。
2級FP技能検定の試験問題には、学科試験と実技試験があります。このうち実技試験は各試験実施機関ごとに異なった問題が出題されます。
しかし、学科試験は試験実施機関によらず共通の問題が出題されます。つまり、金融財政事情研究会でも日本FP協会でも、同じ試験を受けることになるのです。当然合格基準も同じです。
共通の問題が出題され、同じ基準で判断されるわけです。常識的に考えると、金融財政事情研究会の合格率も日本FP協会の合格率も近いものになりそうです。
しかし実際には、両者の合格率の差には大きな開きがあるのです。
合格率はどの程度違う?
それでは、金融財政事情研究会と日本FP協会で学科試験の合格率がどの程度違うのか確認してみましょう。これを書いている時点で直近の2014年9月の試験で確認することにします。
- 日本FP協会:41.85%
- 金融財政事情研究会:23.35%
これを見ると分かるように、日本FP協会の方が、18.50ポイントも合格率が高いことが分かります。2倍近く日本FP協会の方が合格率が高いわけです。1
日本FP協会の受験者の方が優秀
学科試験では試験問題も合格基準も完全に同じである以上、この差は受験生の質の差としか考えられませんよね。しかも、ここまで差が付いているとなると、かなり受験生の能力に差があると言っていいでしょう。
一言で言ってしまうと、日本FP協会の受験生の方が、金融財政事情研究会の受験生よりも圧倒的に優秀なのです。合格率が2倍近く違うのですから、否定できないですよね。
それにしても、ここまでの差が作って、かなり不可解なことですよね。常識的にはちょっと考えられません。どんな理由で、ここまで受験生に差がつくのでしょうか。
これから受験するのであれば、ちょっと考えてみる価値はありそうです。
- ちなみに、実技試験の合格率で見ても、金融財政事情研究会の各科目よりも日本FP協会の科目の方が合格率が高い事が多いようです。 [↩]
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