ファイナンシャル・プランナーって何だろう?

ファイナンシャル・プランナーって、そもそも何ですか?

最近はファイナンシャル・プランナーという肩書きの人を、よく見かけるようになりました。直接会う事は少ないかもしれませんが、テレビなどでは高い頻度で見かけているはずです。

テレビなどでの紹介を見ていると、誰かの肩書きとして使われる言葉のようです。ですから、おそらく、何かの職業の名前だと言うのは分かるはずです。また、紹介される感じから、お金をか使う仕事という事も分かるでしょう。

でも、具体的にどんな仕事をする人たちなのかは、よく分かっていない人も多いはずです。なんとなくお金に関するアドバイスをする人だという事は分かったとしても、それ以上正確な理解をしている人は少ないように感じます。

最初は節約アドバイザー的な理解をされていました

振り返ってみると、ファイナンシャル・プランナーという仕事が世間で認知され始めた頃は、節約アドバイザー的な仕事だと理解されていたように感じます。

何でそういう印象を持ったのでしょうか。おそらくは、午後のワイドショーや夕方のニュース番組に出てきて、家計のチェックをして節約をアドバイスするといった感じコーナーに登場していたのが原因でしょう。

でも、本来の意味のファイナンシャル・プランナーって、節約はほとんど関係ないんですよね。全く関係ないとまでは言いませんが、本来の仕事からすると枝葉末節の部分です。

本来はお金に関する長期的なのアドバイスをするのが仕事

それでは、ファイナンシャル・プランナーというのはどんな職業なのでしょうか。

ファイナンシャル・プランナーというのは、お金に関する長期的なプランを立て、アドバイスをするのが本来の仕事です。主に個人を相手にすることが多いです。

ファイナンシャルというのは、もともと英語です。ファイナンスの形容詞系ですね。

このファイナンスと言う単語は、ちょっと日本語に訳しにくい言葉なのですが、「財政、資金、資金調達」などの意味で幅広く使われます。お金を融通したり管理することと言うようなイメージです。

また、プランナーと言うのは、プランを立てる人と言うような意味です。ですから、ファイナンシャル・プランナーというのは、「お金の調達や管理のプランを立てる人」と言うような意味合いになるわけです。

このような仕事なので、節約が全く関係ないとは言いませんが、ほとんど関係ない話なのです。プランを実行する上で節約が必要なら、節約に関するアドバイスをする事もあるでしょうけどね。

ファイナンシャル・プランナーの本来業務を出来ている人はほとんどいない

さて、ファイナンシャル・プランナーの本来業務は上に書いたようなものですが、本来業務が出来ているファイナンシャル・プランナーはほとんどいないと考えて良いでしょう。ファイナンシャル・プランナーの国家資格であるFP技能士を取っていても、プランを立てるような仕事はしていないのが普通です。

なぜ本来業務ができないかというと、専門家にお金のプランを立ててもらいたいという需要が無いからです。あなただって、自分から他人にお金のプランを考えて欲しいだなんて思わないでしょう。

それではファイナンシャル・プランナーが何をしているかというと、自社が扱う金融商品のセールスをするという程度の人がほとんどです。例えば生命保険などの営業が、なんとなく専門家っぽく見せるために、ファイナンシャル・プランナーの肩書を使ったりします。

本当の意味で、一からプランニングをしている人がどれだけいるのか、かなり疑問があるわけです。

ファイナンシャル・プランナーは資格の名前でもある

ちなみに、ファイナンシャル・プランナーは資格の名前でもあります。仕事としてのファイナンシャル・プランナーの能力を証明するために国家資格や民間資格が作られているのです。

ファイナンシャル・プランナーに関する資格で最も有名なのが、ファイナンシャル・プランニング技能検定という国家資格です。1級から3級までの3段階あり、生保会社や銀行などでは、社員にこの資格の取得をさせることが多いようですね。

銀行員や生保の営業だと、2級のファイナンシャル・プランニング技能士の資格を持っている人は多いようですね。1級まで取っている人は、かなり少ないようですけど。

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