3級FP技能検定は一応国家試験です。その割には、その試験の出題形式ってかなり出鱈目ですよね。特に学科試験の試験形式が酷いです。
これって、試験としてOKなのでしょうか。ちょっと考えてみましょう。
半分が二者択一
FP3級学科試験は、試験問題の半分が二者択一です。二者択一ということは、山勘で答えても、半分程度は正解できるということですよね。つまり、確率的には、半分の半分である25%は適当に答えても正解できるということになります。
そして、残りの半分の試験問題は、三者択一です。三者択一ということは、33%程度は正解できるということです。半分の問題で33%正解できるということは、全体の17%程度は正解できるという計算になります。
以上の点を合わせて考えると、適当に答えたとしても、全体の42%程度は正解できる計算になります。あくまで確率的にはという話ですけどね。
FP3級の学科試験は、全部で6割取れば合格できる試験です。その試験で、4割以上は適当に答えても正解できるのです。さすがに試験問題として、問題アリだと思いませんか。実力で上乗せする部分は、ほんの少しで良いのです。
本来なら少なくとも三者択一にすべきですよね
国家試験の試験問題として、さすがに二者択一は酷いですよね。これで実力がはかれるとは、ちょっと考えにくいです。率直に言って、何でこんな形式を取り入れているのか、わけが分かりません。
択一問題を出題するにしても、最低でも三者択一の問題を出題すべきでしょう。出来れば、四者択一くらいの形式にはしたいものです。そうしないと、実力ははかれないと思うのです。
試験慣れしている人だと、知識がほとんど無くても、問題文の記述の仕方から明らかな誤りを見つけられます。ということは、この手の択一問題の試験に慣れている人なら、半分よりも確率を高めることは可能でしょう。
ですから、二者択一は、どう考えてもやめた方が良いと思うのです。
二者択一を選ばざるを得ない理由は何だろう?
FP3級の学科試験を作成している側としても、二者択一問題にはしたくないはずです。はっきり言って、二者択一問題を出題するなんて、出題者としても恥ずかしいことの筈ですからね。
それにもかかわらず二者択一問題を出題しているのには、それなりに理由があるのでしょう。推測するに、手ごろなレベルの問題を作成するのが難しいのでしょうね。
現在の3級の試験問題のレベルで四者択一にしたら、おそらく合格者は著しく少なくなってしまうはずです。とすると、少し問題文のレベルを下げないといけません。
しかし、これ以上に問題文のレベルを下げるとなると、微調整が難しくなるのでしょう。問題をちょっと易しくしただけのつもりでも、受験生の平均点が高くなりすぎてしまう気がします。
まあ、何にしても、試験問題の形式をいまさら変える事は無いのでしょう。客観的に見れば問題のあるやり方だとは思います。それでも、受験生にとってはありがたい形式と言えるかもしれません。利用できるものは積極的に利用するのが良いでしょう。
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