FP1級は取る価値がある資格だろうか?

FPは人気資格ですから、「将来的にはFP1級を」と考えている人もいるでしょう。ただFP1級は、それなりに取得が難しい資格です。ある程度の時間的、あるいは金銭的なコストはかけないといけません。そこまでして取得する価値のある資格なのでしょうか。

1級FP技能士取得までの流れ

FP1級は取得までの流れが複雑です。簡単におさらいしておきましょう。

FP1級を取得するには、先ず2級の取得が必須です。ちなみに、2級の取得には受験資格が必要です。2級を取ったら、その次に、1級の学科試験に合格するかCFP の資格を取らないといけません。

1級の学科試験合格かCFP の取得が出来たら、次に1級実技試験を受けることになります。これに合格すると、1級FP技能士の資格を取得できることになります。

以上の流れを整理すると、「2級の受験資格を取得」→「2級合格」→「CFP か1級学科試験合格」→「1級実技試験の合格」といった感じになります。結構長い道のりですね。

ちなみに、1級の実技試験は合格率が高い試験です。ですから、1級学科試験合格かCFP 取得が最大の難関になります。

1級学科試験の合格率は低い

ところで、1級の学科試験はそれほど合格率が高くありません。前のページに書いたように、平均して10%程度しか合格しない試験なのです。

1級取得でCFP でなく学科試験を使うという選択をした場合は、この難関の筆記試験をパスしないといけないのです。

難易度が高い試験をクリアしないといけないと言うのは、高いリスクがあるということです。そもそも合格するまでにかなり時間がかかる可能性もありますし、最悪の場合だと、時間をかけても合格できないかもしれません。完全に無駄になってしまう事もありうるわけです。

そんな時間的なコストやらリスクをとってまで合格を目指す価値があるのかは、冷静に見極めないといけません。最悪合格できなくても、それに見合った何かを得られるかを見極めないといけません。

CFP を取得を選んだ場合のデメリット

より確実に合格をしようと思うのなら、1級学科試験ではなくCFP の取得を目指すという方法があります。1級取得よりもCFP の方が目指しやすいでしょう。

CFP を取得するにも、一応試験に合格する必要があります。ただこの試験は、科目ごとの受験が可能なので、取得はしやすいはずです。

1級の学科試験を受けた場合は、全ての分野を同時に受験することになります。それに比べると、計画的に勉強がしやすいのです。

ただ、CFP を取得する場合には、それなりにコストがかかります。まず、AFP を取って日本FP協会の会員になる必要があります。これには年会費やら入会金やらのコストがかかります。CFP の受験にも、結構なコストがかかります。これらのコストをかける価値があるかを検討する必要はあるでしょう。

ちなみに、CFP の取得を選んだ場合も、それなりに時間はかかるでしょう。ただ、1級学科試験を選んだときのように、何度受けても合格できないと言う可能性は小さいでしょう。科目ごとの合格率は低くないですから。

あ、もう一つ付け加えておくと、CFP を目指すにはAFP の取得が必須です。ですから、かなり早い段階から計画的に行動する必要があります。

時間かお金かどちらかをかける必要がある

1級FP技能士の資格を取得するには、時間かお金のどちらかをかける必要があります。資格取得を目指すにあたって、こういったコストをかける価値があるのかどうか見極める必要があるでしょう。

率直に言って、これだけのコストと時間をかけるのなら、他の資格を目指すという選択肢もあるからです。

例えば、FP1級を目指すのではなく、社会保険労務士とFP2級の合格を目指す事も考えられますよね。あるいは、税理士とFP2級、中小企業診断士とFP2級といった組み合わせでも良いでしょう。FP1級を目指すよりも、資格としての使い勝手が良いと思うんですよね。

もちろん、資格をどうやって活かすかによりますけどね。1級取得以外の選択肢があることは意識しておいて良いと思うのです。

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