国家資格である2級FP技能士の資格を取るには、どのような手続きを踏まないといけないのでしょうか。特に、どんな試験に合格する必要があるのでしょうか。確認してみましょう。
先ず受験資格を得る必要がある
2級FP技能士になるには、最終的に2級FP技能検定に合格する必要があります。ただ、誰もがこの試験を受けられるわけではありません。2級FP技能検定を受験するためには、受検資格を満たす必要があるのです。
受験資格は4つの方法で得ることが出来ます。その中でも、「FP3級を取得する」「AFP認定研修を修了する」「実務経験を2年つむ」という3つが現実的な選択肢でしょうか。AFP は日本FP協会の民間資格で、その資格のための研修を受講して終了すると、FP2級の受験資格が得られるというわけですね。ちょっと不思議な仕組みになっています。
受験資格の詳細は以下のページに譲りますが、どれを選んでも数ヶ月から数年程度かかります。
試験で合格するのと同じくらい、受験資格を得るのは大変といえるかもしれません。受験資格を得るのに時間がかかりますから、受験資格を得られるまでの期間、資格取得へのモチベーションを保つのが一番大変かもしれませんね。
私は飽きっぽいので、結構本気でそう思います。
実技試験と学科試験に合格する必要がある
受験資格を満たしたら、2級FP技能検定を受験することが可能になります。試験日程を確認した上で、金融財政事情研究会か日本FP協会に受験を申し込んでください。この2つが試験実施機関です。
ちなみに、金融財政事情研究会と日本FP協会のどちらで試験を受けても、得られる資格は同じ2級FP技能士です。ただ、一部試験の試験問題、具体的には実技試験が試験機関によって違うので、有利不利が全く無いわけではありません。
単純に合格率だけ見ると、日本FP協会の方が実技試験の合格率は高いようです。ただ、だからといって、日本FP協会の実技試験が易しいとも言い入れません。なぜなら、学科試験の平均点も日本FP協会の方が高いからです。
日本FP協会の受験生の方が成績が良いので、当然の結果として実技試験の合格率も高いという事ですね。金融財政事情研究会の受験生は金融機関に勤務する人が多いようですから、業務命令で仕方なく受けさせられている人も多いのでしょうね。憶測ですけど。
2級FP技能検定には、実技試験と学科試験があります。2級FP技能士になるためには、その両方に合格する必要があります。どちらの試験も6割正解すると合格です。
実技試験と学科試験のうち一方しか合格できなかった場合、次回以降の試験で不合格だった方のみを受験することができます。要するに、合格した方の試験は免除されるわけです。
ただこの免除は、「合格した試験実施日の翌々年度末」までとなっています。どちらかしか合格できなかった場合は、出来るだけ早く残りを合格すべきということですね。
実技試験と学会権の両方に合格できれば2級FP技能士を名乗れます
実技試験と学科試験の両方に合格できたら、晴れて2級FP技能士を名乗ることが出来ます。特に何かの組織に登録する必要はありません。1
- 合格者のための組織があり、入会を求められたりします。FP2級を名乗るだけなら、そういったもの入る必要が無いということですね。 [↩]
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