FP2級の学科試験は6つの分野にわかれています。これらはすべて6分の1ずつの問題数があります。おそらく配点も6分の1ずつでしょう。
しかし、問題の難易度は均一ではありません。得点しやすい分野と、得点しづらい分野があるのです。
という事は、得点しやすい分野を探してそこを重点的に勉強するべきですよね。難しいところをやるよりも、はるかに効率的です。
FP2級学科試験は6つの分野に分かれる
FP2級の試験範囲は、大きく6つにわかれています。具体的には、次の6つです。
- A ライフプランニングと資金計画
- B リスク管理
- C 金融資産運用
- D タックスプランニング
- E 不動産
- F 相続・事業承継
そして、この6分野は、すべて対等な関係です。対等というのは、どの分野も問題数が同じなのです。それぞれ10問ずつです。
おそらくは配点も同じでしょう。つまり、均等に得点を取ろうと思ったら、それぞれの分野で6問の正解を目指せば良いわけです。
得点しやすい分野がある
とは言え、これらの6つの分野で、学習すべきボリュームが同じわけではありません。簡単に勉強できてしまう分野もあれば、かなり時間を掛けないと一通り勉強することすら難しい分野もあります。
もっと率直な言葉でいうと、簡単に点が取れる分野と、そうでない分野があるという事です。例えば「金融資産運用」なんて、範囲の広さに辟易としてしまいます。
FP技能検定は資格試験です。資格試験というのは満点を目指す試験ではなく、合格点を取れれば良い試験です。FP技能検定の場合は合格基準が明確になっていて、2級の学科試験なら6割取れば合格です。
しかも、FP2級の学科試験は、四者択一の問題です。山カンで答えても、ある程度の特典は取れるのです。
ということは、点数が取りやすいところから勉強して得点する方が効率的なんですよね。勉強しても点が取れないところを全く勉強する必要は無いとは言いませんけどね。難しいところはほどほどにすれば良いわけです。
例えば、「A ライフプランニングと資金計画」とか「C 金融資産運用」は最低4割取ることを目標にするといった感じです。こういう力配分をする方が、はるかに効率的なのです。
一番易しいのは「F 相続・事業承継」
上に挙げた6つの分野を見た中で、一番対策がしやすいのが「F 相続・事業承継」の分野でしょう。
馴染みが無という方が特に多い分野なので意外に感じられるかもしれません。でも、勉強してみると簡単な分野であることが分かるはずです。
相続税と贈与税の基礎知識さえ身につけてしまえば、かなり簡単に得点が取れるのです。
しかも、この分野で細かい問題は出しづらいようです。あまり細かい問題を出すと、試験本来の目的から外れますからね。FP2級という試験の性格上、金融の細かい問題はアリでも、相続の細かい問題はマズいのでしょう。
そして、相続・贈与の知識に関しては、学習すべき項目が少ないというのもメリットです。
つまり、簡単に学習出来て、難問が出されづらい、得点源にできる範囲であるという事ですね。試しに問題を解いてみると分かると思いますが、基礎知識と常識だけで解ける問題も何問かはあるはずです。
という事で、FP2級の勉強はこの分野から始める事をお勧めします。テキストでいうといきなり最後の方から始めることになりますが、全く問題は無いでしょう。FP技能検定の各分野は、学習内容がほとんど独立していますから。
「E 不動産」は意外と準備が大変
ちなみに、難問が出しづらいという意味では、「E 不動産」も同様です。ただ、不動産に関しては、得点が取りやすい分野というわけではありません。
確かに出題される内容は、基礎的なものが中心です。でも、学習する内容が結構多いのです。
ですから、個人的には、不動産はあまり力をいれすぎない方が良いように思います。基礎の基礎だけ勉強して5割取れればいいくらいのスタンスがちょうどいいのかもしれません。
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