FP2級で合格するには全問正解する必要は無い| 学科試験では4割の正解を目指せば十分です

2級でも3級でも、FP技能検定に合格するには、学科、実技共に6割以上の得点をする必要があります。これは受験生なら誰でも知っている事でしょう。

でもこれって、逆に言うと、6割正解出来れば合格とも言えますよね。満点を取る必要は必ずしもないわけです。

この当たり前の事実ですが、当たり前であるにもかかわらず有効に利用できていない人も多いようです。この事実を有効に利用するって、どういうことなのでしょうか。

確実に7割前後を得点できるようにするのが賢い試験対策

私は楽な道を選びたくなる性格なので、この手の試験では1発で合格したいと思います。2度受けるのは、はっきり言って大変だからです。

大体、休日を一回潰すというだけでも、できれば避けたいで事ですからね。それを2回も3回もやらないといけないと思うとね。

でも、その一方で、極力勉強時間を減らしたいとも考えます。そして、勉強時間を減らすには、合格ギリギリの点数を狙わないといけません。

この2つのバランスを考えると、60点台の後半から70点台の前半をコンスタントに取れるのが、効率的な試験対策ではないかと思います。多少難しかったり、山カンが外れがちな場合でも何とか合格できるように、合格ラインのやや上を目指す感じですね。

必要以上の高得点を狙う人が多い

ただ不思議な事に、この手の資格試験になると、満点を取ろうと思ってしまう人が結構いるようなのです。さすがにこれは避けておいた方が良いでしょう。

満点を狙わない方が良い理由は簡単です。例えば、60点の人を80点に上げるよりも、95点の人が満点を取る方が明らかに大変だからです。

完璧に近づけるのには、とんでもない労力が必要です。FP1級の資格を持っていても、おそらくFP3級の学科試験で満点は取れないはずです。

ぶっちゃけて言ってしまうと、80点ですら目指さない方が良いと思います。60点を70点にする努力と70点を80点にする努力でも、後者の方が明らかに大変だからです。

FP技能検定のように合格ラインが明確な試験では、合格ラインのちょっと上を目指すのが合理的です。FP技能検定なら、ちょっと余裕を見て7割程度の正解を目指しましょう。

このページでは、その方法についてちょっと考えてみたいと思います。特に学科試験に関してですけど。

具体的な数字を当てはめて考えてみましょう

FP2級の学科試験は四者択一です。四者択一の問題が60問、ズラッと並んでいるというシンプルな構成ですね。

この試験で完全に山カンで答えたとすると、確率的には100点満点で25点しか取れないことになります。これだと、とてつもなく運がいい人でも、勘だけでは合格できそうにありません。

すべての問題で選択肢を2つまでに絞り込めたら

それでは、四者択一の4つの選択肢のうち、半分の2つにまで絞り込めたらどうでしょう。すべての問題で半分に絞り込めれば、100点満点で50点が取れる計算です。

これはあくま平均ですから、運がいい人なら合格点である100点満点の60点を超えるかもしれませんね。ただ、不合格になる確率の方が遥かに高いのも事実です。

2割の問題で自信をもって正解し、残りの問題で選択肢を2つにまで絞れたら

それでは、60問中の12問で自信をもって正解し、残りの問題で選択肢を2つにまで絞れたらどうでしょうか。2割は確実に得点でき、2つに絞った8割のうちの半分である4割は4割は正解できるはずです。という事は、この場合は、平均で6割は取れ合格できます。

ただ、逆に言うと、これではギリギリ合格点を取れるにすぎません。運が悪くて山カンで間違える方が1問多ければ、1 不合格になってしまいます。あるいは試験が難しく、自信をもって答えられる問題が10問とか11問程度でもダメです。

3割の問題で自信をもって正解できるレベルなら、一応合格圏

ということで、3割の問題で自信をもって正解し、残りの7割で選択肢を2つにまで絞れれば、かなり余裕をもって合格することが出来るでしょう。つまり、18問で自信をもって正解し、残りの42問で選択肢を2つまで絞るのです。

この場合、平均で100点満点で65点が取れる計算ですね。まあ、目指すなら、最低でもこのくらいでしょうか。

4割正解が分かるレベルなら、まず不合格は無い

65点だとちょっと心配という事なら、4割正解できるところまでもっていけるといいかもしれませんね。残りの問題で選択肢を2つに絞り込めれば、7割得点することが出来ます。4割という事だと、24問は自信をもって正解できるという感じですね。

ちなみに、4割自信をもって正解できるレベルなら、残りの問題は4つのうちの明らかな間違いを1つ見つけられれば十分です。というのも、残りの6割で選択肢を3つに絞るだけで、100点満点中で平均60点が取れる計算だからです。

6割の部分で三者択一にできるとすれば、この部分だけで2割取れる計算ですからね。自信をもって正解できる4割と合わせて6割に達します。

個人的な見解ですが、FP2級の学科試験だと、ほとんどすべての問題で、4つの選択肢のうちの1つくらいは明らかな間違いが分かるはずです。選択肢を2つにまで絞れる問題も結構あります。

ということは、4割程度自信をもって正解できるレベルであれば、まず不合格にはならないという事ですね。

確実に4割の問題で正解が分かるレベルを目指そう

つまり、FP2級の学科試験においては、確実に合格したければ自信をもって4割正解できるレベルを目指すことが大事という事ですね。そのくらいのレベルを目指していれば、まず大丈夫というわけです。

あとは、可能な限り選択肢を絞っていくことが出来れば、確実に合格することが出来るでしょう。24問に確実に正解して、残りの問題では選択肢を2つにまで絞るのです。

大体の目安としてはこんなところでしょうか。このくらいの対策が出来ていれば、まず落ちることはありません。

4割確実に正解だと不安かもしれません

ところで、確実に正解できるのが4割程度だと、ちょっと不安に感じるかもしれません。なにせ、自信をもって答えたのが合格基準の6割の3分の2に過ぎないからです。

試験の後に自信をもって合格したと感じるのは、おそらく、7割程度は自信をもって答えられた場合でしょう。でも、それだと、8割以上の得点が取れてしまうんですよね。

得点が高いのに越したことはないという意見もあるでしょう。でも、4割を6割とか7割にするって、相当大変な事だと思うのです。

試験の合格を目指すのなら、とりあえずは4割はぜった正解できるレベルを目標におくのがいいのではないかと思います。不合格にビビッて、必要以上に勉強しすぎてしまうのも、それはそれで全体像が見えていない気がします。

もちろん、得た知識は無駄にはなりませんから、満点を目指しったって問題は無いのですけどね。


  1. 偶数なので2問と書くべきでしょうか。 []

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