FP2級の出題範囲についてのチェックの続き、行ってみましょう。「ファイナンシャル・プランニング技能検定 試験科目及びその範囲」というドキュメントを使ってのチェックですね。
このページでは、「A ライフプランニングと資金計画」の中の「8. ライフプラン策定上の資金計画」と、「10. ローンとカード」について見てみましょう。「9. 中小法人の資金計画」に関しては、次のページで見ることにします。
「ライフプラン策定上の資金計画」って何だ?
ライフプラン策定上の資金計画なんていう名前だと、何について問われるのか分かりません。でも、要するに、住宅ローンと教育資金と老後資金準備の話です。
正確には、次のように定められています。
1. 住宅取得プランニングに関し、次に掲げる事項について一般的な知識を有すること
(1) 住宅取得の考え方
(2) 購入時の諸費用
(3) 自己資金の形成プラン
(4) 住宅取得と税金
(5) 住宅ローンの仕組み
(6) 住宅ローンの種類と内容
(7) 住宅ローンの借換え
(8) 住宅ローンの繰上げ返済
(9) 住宅の買換え、建替え、リフォーム、バリアフリー化等
2. 教育資金プランニングに関し、次に掲げる事項について一般的な知識を有すること
(1) 教育プランと教育費
(2) 教育資金の形成プラン
(3) 教育ローン・奨学金
3. リタイアメントプランニングに関し、次に掲げる事項について一般的な知識を有すること
(1) 老後生活の必要資金の準備
(2) 老後資金プランの作成
イ 老後資金の形成プラン、ロ 老後資金の運用プラン、ハ リバースモーゲージ
(3) 老後生活のリスクとその手当て
イ 公的医療保険制度・介護保険制度、ロ 民間医療保険、ハ 住まい
(4) 高年齢者雇用安定法
1問出るかどうか
出題される事項としてはかなり多いようです。でも、毎回1問出題されるかどうかという程度の重要度しかありません。はっきり言って、時間をかけて勉強できるようなテーマではありません。
学習する内容を絞り込みたい人は、思い切って捨ててしまっても良い分野かもしれませんね。全部捨てるのは怖いという人は、日本学生支援機構の貸与型奨学金と、フラット35の知識をいれておくと良いでしょうか。このあたりの知識に関しては、過去何度か問われている印象があります。
「ローンとカード」はクレジットカードに関する出題が多い
続いて、ローンとカードですが、次のような範囲から聞かれるのだそうです。
1. クレジットカードに関し、次に掲げる事項について一般的な知識を有すること
(1) 各種クレジットカードの種類と特徴
(2) 利用上の留意点
2. デビットカード等新たな決済手段について一般的な知識を有すること
3. 各種消費者向け無担保ローンの仕組みと特徴について一般的な知識を有すること
この分野も「ライフプラン策定上の資金計画」同様、出題されたりされなかったりという感じみたいですね。出題される場合は、どうやら最近は、クレジットカードからの問題ばかりのようです。
ということで、この分野も勉強するなら、クレジットカードの知識についてでしょうか。まあ、捨ててしまっても問題は無いような気もしますが。
ただ、クレジットカードの知識は、実生活で役に立つ知識です。ですから、勉強しておいて損は無いとも思います。
ところで、最近の動向からすれば、電子マネーからの出題があっても良さそうな気もします。「デビットカード等新たな決済手段について一般的な知識」とありますから、電子マネーもこの範囲に含まれるはずです。
そろそろ出題されても不思議じゃないですよね。準備しておけとは言いませんが、普段関心を持っておくと、出題されたときに答えられるかも。
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