FP2級の受験資格の一つであるAFP認定研修って何だ?

FP2級の受験資格を得るためには、いくつかの方法があります。その一つがAFP認定研修の修了です。

AFP認定研修と言うのはいったいどんなものなのでしょうか。ちょっと、チェックしてみましょう。

AFP とは

AFP認定研修について確認するには、AFP とは何か知る必要があります。まずは、その確認からしておきましょう。

AFP というのは、日本FP協会が設定した資格の一つです。民間のFP資格の一つがAFP だと考えれば良いわけです。ちなみに、「アフィリエイテッド・ファイナンシャル・プランナー資格」の略らしいですね。

実は、このAFP という資格はFP技能検定と密接に絡んでいる資格でもあります。このページで紹介するように、AFP認定研修の修了がFP2級の受験資格になっていますし、FP1級の受験資格とも絡んできます。

ですから、FP技能検定の資格取得を目指す人なら、民間資格のAFP についても知っておくのはそれなりの価値があるわけです。

AFP をついでに取ってしまおうと思う人へ

ちなみに、FP2級を目指す人の中には、ついでにAFP も取得してしまおうと思う人もいるかもしれません。でも、実は、AFP はついでに取得できるような資格ではありません。

資格取得に何か難しい点があるわけではありません。FP2級を取っているのなら、もう、この資格は取れたようなものです。それでは何が難しいのかというと、AFP は取得後もお金がかかるのです。

AFP を名乗るためには入会金1万円と年会費1万2000円が必要です。つまり、資格を維持するためには、毎年1万2000円が必要なわけですね。

この1万2000円が高いのか安いのかという判断は、あなたにお任せします。FP2級のついでに取れるからという理由で取得するには、若干ハードルが高い事だけは理解しておいてください。

将来的にFP1級を目指すなら、AFP はあった方が良いんですけどね。AFP の上位資格であるCFP を取ると、FP1級で一部試験の免除がありますから。まあ、これは、別の話です。1

AFP認定研修とは

それでは、AFP認定研修とは何なのでしょうか。

実は、AFP の資格を得るためには、2つの条件を満たす必要があります。一つが国家資格であるFP2級に合格することです。そして、もう一つがAFP認定研修と呼ばれる研修を修了することです。

ということで、もともとAFP認定研修と言うのは、そもそも民間資格であるAFP を取得するための研修なのです。

歴史的に見ると、FPの国家資格がなかった時代には、日本FP協会のAFP、CFP と金融財政事情研究会の金融渉外技能審査(金財FP)という2つの民間資格がありました。ファイナンシャルプランニングが技能検定の職種に追加されるときに、金財FPという資格が無くなったわけです。

つまり、民間資格のための研修が、国家資格であるFP2級の受験資格になっているわけです。そう考えると、ちょっと変な話ですね。AFP認定研修に修了する程度の実力があれば、受験資格は満たしていると言うのが表向きの理由なのでしょうね。

ところで、国家試験であるFP2級を、民間であるAFP という資格の条件にしているのも興味深いですね。AFP とFP2級が密接に結びついているのが良く分かります。

というか、日本FP協会としては、AFP という資格を残す以上、FP2級よりも格上だという形式を作りたかったのでしょう。憶測ですけどね。そんなふうにしか思えません。

それにしても、民間資格が国家資格とこんなに密接な関係で、問題が無いのだろうかと思ってしまいますけどね。

AFP認定研修の内容は

ちなみに実際のAFP認定研修の講座の内容は、2級FP技能検定の受験対策講座のようになっています。つまり、2級FP技能検定の受験資格を得るための講座に参加することで、2級FPの受験対策が出来るわけです。

その意味では、一石二鳥と言えそうです。AFP認定研修を行っている資格学校などからすれば、受験対策講座のようにしないと人が集まらないという事情もあるのでしょうけど。

またAFP認定研修には、FP2級対策講座的なものに加え、提案書の作成という課題もあります。提案書の作成と言うのは、与えられた条件を元にお金の面での人生設計のアドバイスを書面に起こすという作業のことです。本来の意味でのFPの業務を疑似体験するような内容になっているわけです。

  1. どうやったらCFPが取れる?出来ればFP2級取得前に確認しておこう []

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