FP2級の独学ではどんなテキストを使ったらいい| 過去問の問題集をテキスト代わりにしてみては

過去問をテキスト代わりに使うという奇策

FP2級の合格を独学で目指すには、何らかのテキストが必要ですよね。でも、具体的にどんなテキストを選べばいいのでしょうか。FP2級のテキストは、結構たくさんありますしね。

このページでは、FP2級を学ぶ際のテキストについて考えてみましょう。

過去問集をテキストにしてみては

ちょっと変わった提案かもしれませんが、個人的には、過去問を集めた問題集をテキスト代わりに使うのが、一番効率的なのではないかと思います。いきなり過去問から始めるのです。

ただ、過去問の問題集だけでは解説が不足するので、まともなテキストを一冊用意した方が良いとは思いますけどね。でも、そちらは、テキストと言うより参考書として使います。分からない部分の参照用ですね。

つまり、「まず過去問を解いて、問題集の解説でも分からない箇所があったら参考書を読む」というような流れで学習していきます。

体系的な知識を問うような試験ではない

何でこんなふうな使い方をお勧めするかというと、FP2級が出題範囲のかなり広い試験です。ですから、かなりぶ厚いテキストを隅から隅まで覚えても、満点を取ることはできません。満点どころか、9割でも怪しいでしょう。

逆に言うと、そういう試験なので、あまり出題されない範囲でもテキストに載っていたりします。網羅する範囲を広げた結果、ほとんど出題されていないような項目ですら載っているのです。ですから、テキストを使って普通に勉強するのは非常に効率が悪いのです。

そして、特に学科試験では、体系的な知識を問われることがあまらりません。そうであれば、出題されやすいところから学習するのが効率的なのです。

そこで便利なのが、過去問の問題集をテキストとして使う事です。1

FP2級や3級は、過去問と類似の問題がよく出題されます。時には数字だけ変えた全く一緒と言って良いような問題が出されることもあります。

ですから、過去問を使って、出題されやすい問題について勉強してしまうのです。これだけで、学科試験はかなり正解できるでしょう。

ただ、残念なことに、過去問集の解説は貧弱であることが多いようです。ですから、それを補うために、参考書的にテキストを使うという使い方をします。ですから、テキストとして使うのは、あくまで過去問ということになるわけですね。

所得税と相続の分野は体系的な理解が必要

ただ、ちょっと例外的な部分もあります。それは所得税に関する部分と、相続に関する部分です。この2つに関しては、体系的な知識が無いと難しい問題も出題されます。

ただ、FP2級のテキストだと、解説がいまいちなんですよね。もしかしたら、200ページ程度の入門書か何かで勉強した方が効率的かもしれませんね。「所得税入門」みたいな本、ありますよね。

FP3級を受験後にFP2級を受ける人には特におすすめ

独学でFP2級を受ける人には2つのタイプがあるはずです。なぜかというと、FP2級の受験には受験資格が必要だからです。独学で受ける場合は、受験資格の取り方が2つあるわけですね。

具体的には、一つはFP3級の受験後にFP2級を受けるタイプです。もう一つは実務経験があって、いきなりFP2級を受けるタイプです。

実務経験で受験資格を満たす場合は、もしかしたらいきなりFP2級の過去問から入るのは難しいかもしれません。こういう場合は、薄手の本を一冊買ってきて、最初にそれを通読してしまいましょう。その後、FP2級の過去問を使うのです。

FP3級の合格者の場合は、いきなり2級の過去問に手を出しても問題はありません。というのも、FP2級と3級では学習する内容に大差は無いからです。では何が違うのかというと、FP2級の方が試験の出題形式が難しくなっています。

ということで、過去問をテキスト代わりに勉強するという、少々アクロバティックな学習法は、FP3級の合格者に特におすすめです。


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