FP2級受験資格の実務経験って、受験者を完全に信頼するって事だよね

2年以上の実務経験を持っていると、FP2級の受験資格を満たすことが出来ます。でも、実務経験って、実質的にはチェックをしていないんですよね。

これって、完全に、受験生を信頼しているということなのでしょうか。それとも、怪しい事例があったら、そこで初めてチェックされることなどはあるのでしょうか。

FP2級を受験するには、受験資格が必要

FP2級を受験するには、受験資格が必要です。金融財政事情研究会のサイトによると、以下の4つのうちの1つを満たしている必要があります。

  1. 3級技能検定の合格者
  2. FP業務に関し2年以上の実務経験を有する者
  3. 日本FP協会が認定するAFP認定研修を修了した者
  4. 厚生労働省認定金融渉外技能審査3級の合格者

このうち、1、3、4に関しては、実際に資格を満たしているかどうかのチェックがされています。

具体的には、1番目の「3級技能検定の合格者」に関しては「3級合格証書の合格番号を記入」することが求められています。これは願書に記入するのかな。3番目の「日本FP協会が認定するAFP認定研修を修了した者」に関しては、「AFP認定研修の修了証書の写しを添付」する必要があります。4番目の「厚生労働省認定金融渉外技能審査3級の合格者」に関しては「合格した等級・コース名と受験した年月を記入」することが必要です。これも多分、願書に記入でしょうね。

しかし、2番目の「FP業務に関し2年以上の実務経験を有する者」に関しては、ほとんどノーチェックなのです。「実務経験年数を記入」とだけ書かれているだけです。

ということは、適当に数字を入れておけば、とりあえずは大丈夫そうなのです。どういう仕事を何年やったかは、全く確認していません。

本気で実務経験の有無をチェックするのなら、チェックできるような情報を書かせるべきですよね。勤めている(あるいは、勤めていた)会社の名前、いつからいつまで勤務していたか、どんな業務に携わっていたかなどの情報があれば、ある程度のチェックは可能です。

年数の記入だけしかさせないと言うのは、やっぱり、チェックする気が無いのでしょう。あるいは、それだけ受験生の自己申告を信じているということなのでしょうか。

実務経験で嘘をついている人がいても驚かない

受験生の多さを考えれば、2年の実務経験に関しては、個別に確認することは不可能でしょう。どう考えても、全てチェックしていないのは確実だと思われます。数字を書かせておしまいにしている気がします。

こんな感じだと、実務経験を偽っている人は、ある程度はいてもおかしくないですよね。こんな感じの管理方法で、誰もごまかしてないと考えるほうが、ちょっとお人よし過ぎるでしょう。

でも、そういう人がいるとなると、真面目に受験資格を満たしている人は不公平感を感じるでしょうね。わざわざ受験資格をみたすために、試験を受けるのを遅らせた人もいるでしょうから。

例えば、3級に合格してから2級を受けるなら、試験を一回遅らせないといけません。そうすると、4ヶ月は余分にかかります。

AFPの認定研修を受ける場合も同様です。修了するまでにそれなりの時間がかかりますから、受験を遅らしている可能性は小さくありません。

本当に虚偽の申告をしている人がいるかどうかは別にして、その可能性を感じる人がいるのなら、仕組みを何とかした方がよさそうですね。率直に言って個人的には、不公平感をなくすためにも、2級の受験資格なんて無くしてしまえば良いと思うんですけどね。試験に合格できなければ、どちらにしろ資格は取得できないのですから。それだけで十分だと思うのですけど。そうも行かないのでしょうか。

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