FP2級や3級レベルだと、日常的に目にする経済ニュースが理解できていれば正解にたどり着けるような問題も多いです。普段から経済ニュースは正確に理解しておいた方が良さそうですね。それだけで、得点が稼げるかもしれません。
具体的には、例えば、2017年9月の学科試験に、次のような正誤問題が出ていました。
(11) 日本銀行の金融政策の1つである公開市場操作において、日本銀行が金融機関の保有する有価証券等の買入を行えば、市中に出回る資金量は増加する。
この問題は、日銀がやっている量的緩和の理屈が分かれば、正解にたどり着けますね。日銀の量的緩和は実質的な長期金利を下げる目的で行われています。つまり、長期の国債などを買うことで名目の金利を下げた上で、インフレにして実質金利をさらに下げようという目的です。日銀は銀行などから国債を買うため、出回るお金の量は増えます。
これが分かっていれば、公開市場操作でどうなるかもわかるはずです。問題文にあるように「日本銀行が金融機関の保有する有価証券等の買入を行えば」、当然なの事ながら、出回るお金の量は増えます。そして、金利は下がることになります。
ということで、この記述は正しいということになるわけです。
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タグ: 経済ニュース