純保険料は予定死亡率と予定利率で決まる

生命保険の保険料は、純保険料と付加保険料に分けることが出来ます。すなわち、次のような関係が成立します。

生命保険の保険料=純保険料+付加保険料

純保険料と付加保険料に分けられる

純保険料と言うのは、簡単に言うと、将来の保険金などの支払いに回されるお金です。

私たちが保険料を払うと、そのうちの純保険料の部分が運用に回されます。そして、保険金を支払うときに、その運用されたお金から保険金が支払われるという流れです。

一方の付加保険料と言うのは、保険会社に支払う事務手数料です。実は、この部分は、保険会社によって大きく違います。契約者が保険金を支払うと、生命保険会社はそこから付加保険料を抜くわけです。

ちなみに、同じような保障の保険でも保険料が大きく違うのは、付加保険料が違うからと言うのが大きいわけです。

純保険料は予定死亡率と予定利率出来ます

ところで、純保険料と言うのは、どうやって決まるのでしょうか。純保険料が小さすぎると、生命保険会社は必要な保険金を支払えません。そんな事では困ってしまいますよね。適切な金額を決めないといけません。

実は、純保険料の計算には保険数理という数学が使われています。高度な数学を使って、適切な保険料を計算しているわけです。

そして、保険数理を使って計算するときに必要になるのが予定死亡率と予定利率の2つです。予定利率と予定死亡率が分かっていれば、保険数理を使って純保険料が決まるというわけです。

過去に問われています

実はこの点は、FP技能検定で頻繁に問われています。例えば、2017年5月の3級学科試験では、次のような正誤問題がありました。

生命保険の保険料のうち、将来の保険金等を支払うための財源となる純保険料は、予定死亡率および予定事業費率に基づいて計算される。

純保険料は予定死亡率と予定利率で決まるので、これが間違いだと分かります。あるいは、2014年5月学科試験の穴埋め選択問題でも、次のような問題が出題されています。

生命保険の保険料のうち,将来の死亡保険金を支払うための財源となる純保険料は,予定死亡率および(  )に基づいて計算されている。

1.予定利率
2.予定生存率
3.予定事業費率

このように、3級の試験で何とか問われています。これ以外にも、今回書いたような内容は頻繁に出題されています。確実にチェックしておいた方が良いでしょうね。

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