独学でFP3級取得を目指すことに、何かデメリットはあるのでしょうか。ちょっと考えてみましょう。
簡単な試験だから独学でも問題ないはず
率直に言って、FP3級を独学で目指すことには、それほど大きなデメリットは無さそうです。というのも、FP3級は合格率の高い易しい試験だからです。普通にシッカリ学習できれば、独学でも問題なく合格できるはずです。
しかも、準備期間もそれほど必要ありません。試験勉強を始める前の知識の量や学習の効率によっても違いますが、まあ、2か月もあれば十分に対策できるでしょう。
合格率を見ると合格しやすい試験であることが分かる
どのくらい合格率が高いのか、具体的な数字をみてみましょう。
例えば金融財政事情研究会の試験では、2016年9月実施の学科試験の合格率が55.08%でした。また、同じ回の実技試験の合格率ですが、個人資産相談業務で83.18%、保険顧客資産相談業務で66.99%でした。
同じ日の試験で、日本FP協会の場合は、学科試験の合格率は69.21%でした。また、実技試験の資産設計提案業務の合格率は76.81%でした。
ちなみに、ご存知の方も多いと思いますが、学科試験では金融財政事情研究会と日本FP教会で同じ問題が使われています。それにしては、合格率が結構違いますね。
まあ、いずれにしても、比較的合格しやすい試験であることには間違いがありません。
このレベルの試験なら十分独学も可能でしょう
FP3級を取得するためには、「学科試験」と「実技試験のどれか一科目」に合格しないといけません。2つの試験に合格する難しさはあるとはいえ、実技試験は合格率がかなり高いですよね。ということは、学科試験に受かる実力がある人なら、普通にやれば実技試験・学科試験ともに合格できるでしょう。
もっとも、実技試験と学科試験では、常に学科試験が難しいというわけではありませんけどね。受験回によっては、実技試験の方が難しい時もあります。あるいは、どちらも同じくらいの合格率の事もあります。
ただ、どちらにしても難易度としては悪くても半分くらい1 は合格するように設定されています。このくらいのレベルの試験ですから、独学は難しくないはずです。ということで、合格を目指すうえで、大きなデメリットは存在しないと思われます。
試験対策が下手な人は時間がかかるかも
とは言え、独学することにデメリットが無いわけではありません。FP3級の場合は試験範囲が広いので、試験対策が下手な人は時間がかかりすぎてしまう可能性があります。
かなり試験範囲は広いのですが、率直に言って、試験慣れしている人ならそれほど時間をかけずに対策をすることが出来るでしょう。6割正解できれば合格できる試験なので、レベルが高い設問は最初から相手にしなければいいのです。
基本的な問題に確実に正解するだけでも、余裕をもって合格できます。そして、目指すのがそのレベルなら、それほど時間をかけなくても大丈夫なのです。
しかしながら、試験になれていない人の中には、隅から隅まで勉強したくなる人もいるようです。そういう人だと、合格までちょっと時間がかかる可能性があるわけですね。
という事で、要領が悪い人にとっては、独学は悪い選択肢となる可能性があるわけです。こういう人の場合は、通信講座でも利用した方が良いでしょ。
- 金融財政事情研究会で5割以上合格という感じです。FP協会を基準にすると、さらに合格率は高くなります。 [↩]
FP2級の通信講座(AFP認定研修)ならECCがおすすめ
FP2級の試験対策にはECCの通信講座がお勧めです。
この講座はAFP認定研修なので、修了すればFP2級の受験資格が得られます。また、合格率が非常に高いのに料金が安いと、いい事づくめです。
確実に合格したい人は、チェックしてください。

スポンサードリンク
スポンサードリンク